書き順って大事なの?

今回は、小学3年生のお子さんを持つお母さんからの質問です。前編と後編に分けてお答えします!
Q 漢字が書き順通りに書けません。まねして書くことや反復練習も苦手で、国語と算数は支援学級を利用しています。学習用タブレットの宣伝が家に届いて、書き順も学べるし興味があるようですが、長続きするのか疑問で、申し込むかどうか悩んでしまいます。(小学3年男子の母、前編)
A 私も生徒から「先生、書き順が変!」と指摘された漢字があります(笑)。書き順は字を整えたり覚えやすくしたりするための手段であり、目的ではありません。ですから気にしすぎなくて大丈夫です!
支援が入っていてもいなくても、反復練習や丁寧に書き写すことが苦手なお子さんはいます。練習不足というより、認知の特性が関係していることも少なくありません。「もっと練習させなきゃ」と考えがちですが、今、お子さんに合った学習方法を探そうとされているお母さんの姿勢は、とてもすてきだと思います。
タブレット教材は、ゲーム感覚で取り組めたり、書き順をアニメーションで確認できたりと魅力を感じますよね。ただ、お子さんが感じた興味はどこにあるのでしょう。タブレットそのものなのか、ゲームなのか、それとも学習内容なのか。実際、最初は夢中でもすぐに続かなくなったと、おうちの方の嘆きの相談をよく受けますので…。無料体験や短期間のお試しがあれば利用し、「学習として続けられそうか」を見てから判断するといいかもしれませんね。
個人的には、習字教室に通うという選択肢もありだと思います。書き順を覚えられること、字を学べることはもちろんですが、家族や先生以外の大人に関わってもらうことが、お子さんの成長につながると思います。
それに、学校の支援の先生も、お子さんの特性に合わせた教え方で丁寧に関わってくださっているはずです。焦らず、完璧をめざさずにいきましょう。
もし家で取り組むなら、漢字を練習するときに、「一つだけ、書き順を意識して書いてみようか。今日はどの漢字にする?」とか、一つ選んで「この漢字の書き順、どうやるの?」と、楽しそうに言ってみてください。他の漢字は好きに書かせてあげて。苦手なのに書こうとしているだけで立派なんです!
次回は、書き順は漢字学習でどのくらい大切なのかをもう少し詳しく考えてみましょう。(小島亜矢子 一般社団法人こどものみらい舎代表)
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