日記を見るとひらがなばかり。どうしたら漢字を使えるようになる??
元中学教諭で、さまざまな学習法を提案している
「さくら*みらい塾」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える
次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!
今回の相談は小5の男子のお母さんからです。
Q.漢字のテストでは書けるのに、日記を見るとひらがなばかり。
どうしたら漢字を使えるようになりますか?
学校の宿題に「日記」がある意味って何でしょうね。
私は中学担任時代、クラスの子たちの日記をすごく大切にしていました。
普段見えないその子の感じ方・考え方、好き・得意なこと、友達との関係、家庭での様子、クラスの状況などが読み取れました。
口に出せない不安や悩みなどの相談もありました。
書いて楽になれること、ありますよね。
漢字や文章については、その子の理解度に応じて直しました。おそらく多くの先生もそうです。
だから添削的なことは思い切って先生にお任せしちゃいましょう。
では親は何ができる?言いたいことをグッと我慢し、どうしてものダメ出しは笑顔で最低限に。
それより「へえ、そんなことがあったんだ」と共感し、
さらに5W1Hを意識しつつ「そのときどう思ったの?」と心を深めていく。
それは「親は自分に興味を示している、自分を理解し応援している」と我が子に伝えることになります。
その安心感から「自分の想いを書いて表現すること」が普通になる。
書くことに苦痛がなければ、漢字も含めて「他人が読みやすい」という一段階先の意識で
手紙や作文などが書けるようになっていきます。
とにかく幼い時は書くことを嫌いにさせないことが最優先。
漢字は別の方法で学びましょう。
今、お子さんが嫌がらずに日記を見せてくれるのは、親を信頼しているから。
「いいね!」と承認することが、我が子の自己肯定感と次なる学びに繋がると思います。
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