先生から課題を出してほしい
元中学教諭で、さまざまな学習法を提案している
「さくら*みらい塾」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える
次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!
今回の相談は中学2年生 男の子のお母さんからです。
Q.中学では宿題が出ずに自分で家庭学習を取り組むようになりました。
家では何もしないので課題を出してもらいたいです。どうしたらいいでしょう。
なぜ宿題が変わったのでしょうか。
前回、作業的宿題の問題をお伝えしましたが、
実はH28年度の県教委の報告書にも
「中学校の家庭学習が作業的な内容が多く、授業と結び付けた内容になっていない」とあり、
改善の努力をする学校が増えています。
生徒の数だけ理解度に違いがあり、同じ宿題でいいはずがない。
自分で考える家庭学習は、
授業から自分の課題を見つけ、持ち帰って自分のペースで解決するチャンスなのです。
さて、「何もしない」理由は?
何をやっていいかわからない・・・
という答えなら「考える学習」をした経験がほぼないので無理もありません。
そこで親の出番です。
「今日の授業どんなことをやったの?」
今日の授業で新しく分かったこと、興味を持ったこと、
理解不十分と感じることなどを具体的に説明してもらい、
まずは「そうなんだ」と共感してください。
「復習+理解」を深めます。
毎日繰り返すうちに、子どもは自分の課題を意識して授業を受けるようになります。
理由がやりたくない(他にやりたいことがある)場合、
部活等でクタクタなら心身ともに休ませてください。
教科でなくても「学び」と感じればむしろ応援しましょう。
親の意識改革です。
それでも困ったら、先生に「宿題を出してください」ではなく
「うちの子にはどんな家庭学習がおすすめですか」と聞いてみてください。
プロなので分析して適切なアドバイスをくれるはずです。
宿題は「家庭学習」だと親が覚悟し、わが子のために本気で向き合いませんか?
課題を見つけ解決しようとする力が付くと、後々とても楽になります。
そして、「ピン!と記事」学習は自主学習にとってもオススメです。
こちらのページでやり方もお伝えしています。
よかったら取り組んでみてください。
https://10min-gakushu-shinmai.net/
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この記事についてのコメント
お忙しい中お子さんとの学習時間をきちんと作っているミッチーさんが素晴らしいと思います。
でもだからこそ諸々がスムーズにいかないとイライラ・・・自分の気持ちのコントロールって難しいですよね。
その状態はかえってお子さんを学習嫌いにしますが、おそらくそれをわかっているから、意識改革したいとおっしゃるのですね。
そう、「教えている」意識脱却と、「この子は一人の別の人間」という認識。他の方からも質問がありましたので、詳細をまた記事で書いていきますね。
また、こんな一生懸命の方こそ、お子さんだけでなく自分自身も大切にしてほしいと思います。
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