高校に受かるか不安でたまらない
元中学校教諭で、さまざまな学習法を提案している
「一般社団法人こどものみらい舎」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える
次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!
今回の相談は中学3年生の女子からです。
Q.部活動を引退してから受験勉強を本格的に始めましたが、テストの点が伸びなくて、高校に受かるかどうか不安でたまりません。(中学3年女子)
不合格を一旦覚悟してみる
先が見えないと不安になるのです。だからはっきり言っちゃいます。覚悟しましょう、不合格になることがあると。
多くの中学生にとって初めての受験体験、万が一を想像すると…怖い。でもね、大丈夫なんです。だって、それで人生が終わるわけではないから。合否よりもっと大切なのはその先。「どこで学ぶか」より「どう学ぶか」です。だから〇〇高校に行かねばと限定する必要はないのです。
大人にアドバイスをもらおう
受験勉強を本格的にやってみたけどその結果が出なかった…そんなあなたは素晴らしい!
だって「やってみた」からこそ分かることがある。違う学習方法や有効な時間活用で点が伸びるかもしれないし、違う道を選択肢に入れてもいい。
また、周りを見回してみて!
そこに信頼できる大人がいませんか?
大人って、人生の選択の中で「万が一」を受け止める覚悟をした経験を繰り返し、さまざまなシミュレーションができるほどに経験値がアップしています。ぜひ素直に「アドバイスください!」と相談してみて。
大事なのは「自分で決断する」こと
ただし100%頼ってはいけません。価値観は大きく変化しており、大人の言うことが全て正しいとは限らないのです。
え?じゃどうしたらいいの?
答えは「情報を得たら最終決断は自分がする」。そうすると、結果にかかわらず次に向かって歩き続けられるのです。
余談ですが、世界のニュースを見てください。どんなに受験が不安でつらくても、命の危険があるわけじゃない。あなたたちは「学べる特権」を持っています。どうかそのことを頭の片隅に―。
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