中1女子がスマホをねだる 親の対応は?
元中学教諭で、さまざまな学習法を提案している
「さくら*みらい塾」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える
次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!
今回の相談は中1の女子のお父さんからです。
Q.子供がスマホを欲しがります。
「お友達がみんな持っているので連絡を取りたいしきちんと勉強もする」と言っています。
買ってあげてもいいでしょうか?
故スティーブ・ジョブズ氏(米アップル共同創業者)が
自ら開発したデジタル機器を我が子に与えなかったのは有名な話です。
視力や姿勢だけでなく、脳にも悪影響があると言う研究結果も。
成長途中の子供には特に心配です。
「勉強するから」と言う言葉でスマホを与えられ、
成績が上がった生徒を私は見たことがありません。
「夜中までゲームをして寝不足」
「お風呂にも持ち込むほど手放せなくなった」
「LINEから外された」
「うっかり書き込んでトラブルになった」…。
果ては心身に不調をきたした子もいました。
お子さんに「みんなって誰?」と名前を聞いてください。
危険を理解している親はスマホを与えていませんよ。
スマホを親に取り上げられたら気持ちが楽になった子供もいます。
学校の管理下で進める情報通信技術(ICT)教育とは訳が違うのです。
自分をコントロールできるようになる高校生位まで毅然とした態度で挑むことをお勧めします。
家庭でデジタル機器の利用が必要なときのルールは3つ。
①何のために使うか説明させる
②親のものを貸す
③親がいる場所で使う です。
実はこれ、自分を律する訓練にもなりますが、
子供の興味などを知ることで親子のコミュニケーションも図れます。
ぜひ画面をのぞいて会話しましょう。
とは言え一番はアナログ(自然や人とのいきたふれあい、情報は本や新聞から)の世界です。
豊かにそして丁寧にその子の興味を見つけて伸ばしてあげてほしいと思います。
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