孫にゲーム機 買ってもいい⁇
元中学校教諭で、さまざまな学習法を提案している
「さくら*みらい塾」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える
次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!
今回の相談は小学校5年生 男子のお祖母さんからです。
Q.孫にプレゼントを渡したいのですが、欲しがっているゲーム機を買ってあげてもいいでしょうか?
かわいいお孫さんの希望、かなえてあげたいですよね。
でも待ってください!お孫さんのご両親に確認しましたか?
お子さんの教育に一番責任があるのは親です。
子どもが自制できる年齢になるまでは安易にデジタル機器を与えたくないと思っている親も多いです。「ルールを決めればいい」?いえ、まだ自己コントロールできないうちにゲームやスマホを持たせた結果、悩み後悔している話をどれだけ聞いたことか…例え我が子でも私物に対して行動制限することは難しいのです。デジタル機器は家族の持ち物にしておき、必要な時は「貸す」のが一番。だから注意するようサンタさんにもお伝えくださいね(笑)
ゲーム機もいいですが、家族で遊べるカードゲームやボードゲームはいかがですか?
今、楽しみながら記憶力、想像力、表現力などを培えるよう考えられたものがいっぱい!花札やトランプも◎。家族や親せきと「顔を合わせた」遊びの中で、人間としての感性を磨きつつ社会的コミュニケーションに必要な技術が身につくのはアナログならではの良さです。
ゲームセンター化より図書館・博物館化を
でも一番おすすめなのは、やはり「本・図鑑」です。
最近の子どもたちの語彙力の少なさと、知らないことの多さには驚きます。ゲームや動画など楽しい世界にどっぷり浸かるのは、もっと広く様々な実体験をさせてからにしてください。今は良くても、将来一番苦しむのは本人です。まだ狭い世界にいるお孫さんの希望よりも、祖父母だからこそわかる「良いもの」があるはずです。知識+心を育てるべく、「この子の将来のために」大人が力を合わせて、家をゲームセンター化ではなく図書館・博物館化させてほしいと願います。
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