子どもの宿題 イライラしてしまう

子どもの宿題 イライラしてしまう

元中学教諭で、さまざまな学習法を提案している
さくら*みらい塾」(長野県上伊那郡箕輪町)の代表 小島亜矢子さんが、
小中学生の子どもを持つ親からの質問に答える

次世代学習アドバイザー亜矢子先生に聞いてみよう!

今回の相談は小学2年生女子のお母さんからです。

Q.子どもの宿題を見ていますが、できないとイライラして叱ってしまうことがあります。
よくないと思うのですが止められません。

お子さんの学習のために忙しい中で時間を作っていること、素晴らしいと思います。
でもつい出てしまう「なんでこんな問題ができないの!?」は、おっしゃるとおり良くありません。
なぜなら、学習=嫌な活動になってしまうからです。


そんなときは、「この子はまだ7年しか人生を経験していない」ことを思い出してください。
学年が上がるとお子さんは質問もしてくれるでしょう。
学習に関われるのは今だけです。

大丈夫、お子さんもいずれ経験値とともに学習力がついてきます。
だからイラッとしたときは深呼吸して、
「今はわが子と一生に中で共に過ごせる貴重な時間だ」と意識をシフトするのです。

そして指導態勢をすぐに解除し、
「わからないことは聞いてね」と言って隣で本か新聞を読むことをお勧めします。
(スマホ・テレビはだめ)
「いつもそばにいるよ」の安心感と、「大人も学習するよ」の姿勢を伝えられます。

夕飯を作るとき、目の届く場所に学習空間をつくるのもいいです。
今日の授業内容を説明してもらったり、
料理を味見させて「この食材はどこからきたのかな?」
「あなたの体をつくっている栄養素はね…」なんて話したり、
最高の生きた学習です。

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